東腎協について
会長ご挨拶
この度、第17回総会にて理事・監事の改選が行われ、臨時理事会にて会長に再任されました。引き続いて、皆様とともに腎臓病に関わる社会的課題解決に向けた活動を推進し、全ての腎臓病患者のQOL向上を目指して活動を推進して参りますので、引き続きご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
当会は、1972年11月に結成され、腎臓病患者がよりよく生きる環境づくりをめざして活動してきました。2006年2月にはNPO法人として新たなスタートをし、「腎臓病に関する正しい知識普及と予防啓発」「腎臓病患者の医療体制の充実と福祉向上」の公益活動を推進し、(一社)全国腎臓病協議会とその加盟組織とともに、腎疾患総合対策の早期確立を目指して活動しております。
先人たちの懸命な活動により、いつでも、どこでも、お金の心配をすることなく、安心して人工透析が受けられるように各種制度が確立され、そして患者会の先輩方のたゆまぬ努力により今日までその制度が維持されてきました。これからは私たちが、この制度を守り次の世代に引き継いでいかなければなりません。
透析医療技術の向上も目覚ましく、その技術水準は世界に誇れるものとなっています。しかし、その一方で、透析の長期化、高齢化により身体機能の低下、日常生活に介助を要する透析患者が増加しています。透析治療そのものの他に身体的、心理的なサポートなどを長期にわたって包括的に行うことが透析患者のQOL(生活の質)の向上のために必要となってきています。また、透析患者の唯一の根本的治療法である腎臓移植の推進や再生医療の研究を後押ししていくこと、30年以内に70%の確立で起こると言われている首都直下型地震や近年多発している集中豪による水害時などによる災害時に、透析医療を確保するための対策の充実も重要な課題です。
成人の8人に1人が慢性腎臓病であると言われていますが、進行すると末期腎不全になり、人工透析や腎臓移植が必要になるだけでなく、心臓病や脳卒中などの命にかかわる心血管疾患になりやすいことがわかっています。早期発見して重症化しないように、より一層の予防啓発活動も重要です。
このように腎臓病患者を取り巻く課題はまだ山積しておりますが、腎疾患に対する総合な対策をさらに推進するための活動に邁進してまいります。皆様のご支援、ご協力、よろしくお願い申し上げます。
NPO法人 東京腎臓病協議会 会長 戸倉 振一
会の概要
名称 | 特定非営利活動法人東京腎臓病協議会(略称:NPO東腎協) |
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所在地 | 〒170-0005 東京都豊島区南大塚2-40-11 富士大塚ビル2F Tel03-3944-4048/Fax03-5940-9556 E-mail:info@toujin.jp ■周辺アクセス 詳しい地図で見る |
結成 | 1972年(昭和47年)11月19日(東京都腎臓病患者連絡協議会) 2006年(平成18年)2月7日法人格取得により、特定非営利活動法人東京腎臓病協議会に名称変更 |
組織 | 東京都内約68病院単位患者会 組織図(PDF) |
会員数 | 1,500人 |
予算規模 | 1,900万円 |
2023年度 NPO東腎協 執行部 |
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事業目的 | この法人は、広く一般市民に対し、腎臓病に関する正しい知識普及と予防を図るための事業及び腎臓病患者に医療体制の充実と福祉向上を図るための政策提言等の事業を行い、もって市民の健康ならびに福祉向上に寄与することを目的とする。 |
事業の種類 | (1)腎臓病に関する知識の普及と予防等を促進する事業 (2)腎臓病患者の自立を支援するための相談事業 (3)腎臓病患者の医療体制の充実と福祉向上を図る事業 (4)関連する他団体との協同事業 (5)福祉移送相談・推進事業 (6)腎臓病患者の食事療法に資する事業 (7)腎臓病患者の災害対策事業 その他広告掲載事業 |