リレーエッセイ
「カンボジアが大好きです」
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東腎協常任幹事 白土 光一 (鶴田クリニック友の会) |
皆さんこんにちは、昨年より常任幹事を承りました白土です。
出身は鶴田クリニック、透析歴3年4ヵ月、私と腎臓病との関係は健康診断にてカリウムの値が高く緊急入院しました。検査の結果腎臓癌と判明、摘出手術後透析導入となりました。癌と説明を受けた時のショックは言葉になりません。家族の事、仕事の事等、脳裏に浮かんでは消え、死を意識した生活のはじまり、幸せにしてお医者さん、看護師の暖かい励まし、妻の激励、多くのお見舞い客の顔を拝見して生きているんだ、癌に勝って見せると自分に言い聞かせての闘病生活、明るく振舞ってくれるみんなに感謝の連続でした。
手術が成功し退院時の嬉しさは妻、子供も一緒に喜びました。入院生活で時に痛感した事は人間はひとりの力は微々たるもので、ひとりでは生きていけない事を実感しました。
今は健康管理として毎日8キロ〜10キロのジョギング、ウォーキングを行っています。石神井川沿いに板橋から王子間の往復コース、ランナー同志で声を掛け合い励みになります。ここでもひとりの力より2人、3人の掛け声で勇気をもらいます。いつまでも続けます。
さて、私の趣味ですが旅行とスポーツ(ゴルフ、野球)旅行は国内海外問わず妻も同行、国内は北は北海道、南は沖縄と各地の温泉、それぞれ持ち味があり旅は楽しいです。何回行っても楽しいのは北海道、最近は温泉ですね。連宿でゆっくり休養、妻も喜んでくれます。これからも毎月旅行を継続するつもりです。
また、海外はカンボジアが大好きです。7回のカンボジア旅行で感じたことを紹介して見ます。
内戦が長く続きまだまだ発展途上国ですが国民は明るく元気です。しかし、貧富の格差もあり仕事の無い方が街に大勢おります。特に若い人、現在カンボジアの指導者は政府、企業問わず40代から50代前半の方々が多いのです。内戦により惨殺され、お年寄りが少ないのです。プノンペンには今でも当時の死刑台が観光客用に保存されています。日本との友好も発展し、メコン川には日本橋、小渕橋と名の付く2本の橋が日本によって作られ東西の交流が盛んになり経済の発展に寄与しています。
ある高級ホテルのロビーでは、40〜50代の夫婦が不似合いの赤ちゃんを抱いてたくさんおりました。現地の友人の話では外国からたくさんの子供を買いに来るそうです。今の時代に人身売買、でも友人の説明では共にプラスになるんだと話してましたが、私には理解出来ません。子供の事を思うと複雑です。
カンボジア第二の都市シェムリアップ市には世界遺産アンコールワットがあります。4年前私はこの世界遺産で日本人の結婚式を企画し成功することが出来ました。カンボジア政府、地元シェムリアップ市、警察等協力していただき感謝しております。
式はクメール風の古式で延々5時間、新婦の衣裳替8回、地元住民、観光客など大勢見守る中、体力勝負でした。本人はじめ親族友人日本から同行30人全員喜んでいただきたいへんよかった。この企画はたいへんエネルギーを使いました。頑張れカンボジア又、訪問します。
最後に常任幹事として1年間働かせて頂き感じた事を述べますと、「いのちとくらしを守る」理念を基に、集団指導体制の確立、特に女性の意見が繁栄するには女性の幹部登用、一般会員の方々の意見を集約する機会を確立して会員諸氏の参画が大切だと思います。機会は多々ありますが現在の東腎協組織では各ブロック会、青年部の活動が重要だと思います。
会員、非会員問わず声を掛け合い参画していただく事が東腎協の目指す組織拡大につながるのではないでしょうか。これからも頑張って参る所存です。よろしくお願い致します。
東腎協 No.153 2004年5月25日
作成日::2004年7月4日
作成者;K.ATARI