刊のことば
東腎協会長 渡邉 忠志


仲間と共に、歩んだ30年
思いをこめて、記念誌を刊行
苦楽を共にした会員の皆さんへ

今日ここに東腎協30年の記念すべき年になりました、心より慶賀にたえません。この30年の間、東腎協と共に苦楽を味わった感情は忘れえないことと思います。
 1972(昭和47)年、東京都が初めて腎疾患対策費として2億5千万円を予算計上をしたと聞いています。東腎協結成以前の諸先輩の活動の成果が実った年でした。また国会では身体障害者福祉法が改正され腎機能障害者が内部障害に含まれました。
 これらの成果を基礎に患者会結成の気運の盛り上がりがあり東腎協の結成となりました。それから30年、患者会としての役割を強め、今日の透析医療費の助成と透析医療技術の革新と向上により今日を迎えております。
 もちろん患者会だけではありません。政治、行政、都民のみなさまの暖かいご理解とご支援があった賜物と深く感謝の念を強く思うものであります。東腎協の会員も10年前は5000人でしたが、現在7100人。透析患者は2万2000人と増えております。
 東腎協の事務所も個人の家から目白に事務所を構え1998(平成10)年、今の事務所に移り、会員の皆さんのご協力により東腎協の要として活動を展開しています。
 30年の活動経過の中では、東腎協活動をサポートした多くの役員の皆さんとの悲しい別れもありました。また各患者会をリードした幹事の方々の悲しい知らせもありました。東腎協はこの方々の努力の上に立って今日があることを忘れてはならないと思います。
 慢性腎不全という病気がある限り東腎協も不滅でなくてはなりません、と同時に社会的医療と福祉による生命と暮らしを守るための活動を続けていかなくてはなりません。私たちの役割はますます重要であると理解しています。
 30年記念という感動すべき年でありながら東腎協を取り巻く情勢は誠に厳しい環境にあります。今こそ会員の皆様と心を一つにし活動を進めなくてはなりません。
 この30年誌を刊行するにあたり編集委員会、また多くの会員の方のご協力により完成いたしました。ここに心よりその労に感謝とお礼を申し上げます。40年、50年の記念大会を心に留めてご挨拶といたします。

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東腎協30周年 あゆみ P7


最終更新日:2003年2月11日